札幌の大通公園は、明治初期の開拓時代に、北側の官庁街と南側の商業・住宅地区を分ける防火帯として作られました。
公園として整備されたのは明治42年で、太平洋戦争中は畑にされたり、戦後は進駐軍の司令部が置かれたりしましたが、昭和27年に札幌市内の花卉園芸業者たちがボランティアで花壇を整備し、現在のお花の名所としての、大通り公園ができあがりました。
現在は、草花の花壇のほかに、ライラックやバラ、ノウゼンカズラやサルスベリ、ムクゲなどが植栽されていて、札幌市民の憩いの場になっています。
もちろん、昭和25年から開催され、国内外から200万人もの観光客が訪れる「さっぽろ雪まつり」も、この大通公園で開催されます。
写真提供 札幌大通公園