神戸にある相楽園は文化財保護法にもとづく、最初の登録物件になります。
相楽園は元三田藩士の小寺泰次郎の私邸として1911年に完成させた都市型の庭園です。
小寺泰次郎は幕末期の三田藩の財政再建のために、神戸で事業を起こして成功を収めた人です。
1941年に神戸市が譲り受けましたが、神戸大空襲によって、旧小寺家厩舎以外は消失してしまいました。
戦後、旧ハッサム住宅や船屋形が移築され、茶室「浣心亭」などが建設されて現在に至っています。
日本庭園にはツツジが植えられ、ツツジの名所としても知られていますね。
秋には菊花展が開かれますし、冬の雪景色も格別です。
JR神戸線、阪神本線の元町駅から徒歩10分、阪急神戸高速線の花隈駅からも徒歩10分、神戸市営地下鉄西神・山手線の県庁前駅 からは徒歩5分です。