宇治の三室戸寺の創建は奈良時代と伝わりますが、詳細は不明です。
最古の西国三十三所巡礼に関する資料では、三室戸寺が西国三十三所巡礼の最後の寺であったことが書かれています。
現在は、第10番札所ですね。
寛正年間に一度、火災により伽藍が消失しましたが、再興されています。
しかし、足利義昭に加担したために織田信長によって焼き討ちにあってしまいました。
現存の本堂は、江戸後期の文化11年に再建されたものです。
5000坪の広さの与楽園という庭園があり、5月には2万株のツツジが咲き誇ります。
三室戸寺は、ツツジ以外にも1000本のシャクナゲや1万株のアジサイ、それに紅葉の名所としても有名ですよね。
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