千葉県野田市にある清水公園は野田醤油(現在のキッコーマン)の創業社長の父親だった茂木柏衛が、明治27年に金乗院の門前の土地を借りて庭園と迎賓館を造ったのに始まります。
当初から町民に開放されていましたが、大正18年に造園の名人だった東京大学の本多静六教授の指導によって改良・拡張されています。
園内、園の外周、清水公園駅からの参道に、50品種2000本の桜が植栽されており、平成3年には「日本さくら名所100選」に制定されています。
また、平成14年には川沿いの低地を造園し、総面積70,000平方メートルのフラワーガーデンが拡張されました。
今は、100品種2万株が植栽されているツツジ園をはじめ、梅園やもみじ谷、フラワーガーデンやフィールドアスレティック、噴水迷路、ポニー牧場、キャンプ場、マス釣り場などが整備されています。
1年を通じて楽しめる、自然志向の総合娯楽公園として、休日は家族連れでにぎわい、近くの幼稚園や小学校の遠足の行き先としても親しまれていますね。