内原野公園は、高知県の安芸平野の北東の高台に、江戸時代五藤氏の別邸として設けられた広大な園地です。
豊かな水を湛えた溜池と、春には花で埋まる庭園で構成されていて、池は今も有効な農業用水として活かされています。
山の南斜面を使った庭園部には、さまざまな植栽の間を遊歩道が巡り、茶室「延寿亭」、ショウブ池などが配されています。
春から初夏にかけて、桜に始まり、藤、ハナショウブ、アヤメなどが見学できます。
池の北側一帯には、1万5000本のツツジの花が咲き誇り、毎年3月下旬から5月上旬にかけて、つつじ祭りが行われています。
公園の周辺には、民陶「内原野焼」の窯元が集まり、南に少し下れば「安芸市内野原陶芸館」、「安芸広域公園」があります。
写真提供 内原野公園